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中村 和幸; 秋場 真人
プラズマ・核融合学会誌, 73(6), p.594 - 599, 1997/06
本稿では、プラズマ対向材料(PFM)の損耗特性について概説する。PFMの損耗機構は、定常運転時にはスパッタリングが、また、ディスラプション時には熱衝撃による粒子飛散が主となる。スパッタリングによる損耗では、炭素繊維強化複合材(CFC材)と水素同位体との間の化学スパッタリングが特に問題となるが、その特徴は500C付近に損耗のピークを持つなど強い温度依存性を有することである。ディスラプションによる損耗では、材料中の不純物(中でもカルシウムなどの低沸点不純物)量が多いほど損耗量が増加することが明らかとなっている。これらの損耗データを基にダイバータ板の寿命評価が進められているか、今後さらに、高粒子束、高熱流束条件下のデータや、中性子照射試料に対するデータが必要である。